エディットキャム - 百科事典
Editcamは、1995年に初めて紹介された、池上製作所が製造するプロフェッショナルなデジタルカメラシステムで、プロ用のカメラレコーダーやモジュールドックレコーダーとして利用可能です。これは初のタープレスのフィールド収集装置であり、SDおよびHDカメラのシリーズに進化しました。ポータブルカメラシステムとして、ハードディスクドライブに直接デジタルビデオデータを記録できます。
Editcamの最も特徴的な機能は、記録媒体、FieldPakです。これは120GBまでのストレージを持つIDEハードディスクを内蔵するカートリッジで、対応するRAMPak、16GBまでのフラッシュメモリモジュールもあります。120GBのFieldPakは、約9時間のDV25ビデオに相当します。これらは、テープベースのフォーマットとは異なり、ビデオデータにランダムアクセスを可能にします。Paks用に、独立したビデオカセットレコーダー(VCR)プレイヤーやコンピュータアダプターラックも用意されています。これにより、Editcamは非線形収集分野の開拓者となりましたが、最初のEditcamのモデルは高消費電力と重さの問題があり、約50台しか売れませんでした。これらの問題は1999年にEditcam IIで解決されました。
最新のEditcamシステム、Editcam3は、Avid JFIF、DV、オプションでMPEG IMXおよびDVCPRO50のフォーマットで記録できます。HDTVバリエーションも用意され、Avid DNxHDフォーマットで記録します。2005年のNABで紹介されたEditcam HDは、145 Mbit/sのビデオキャプチャが可能です。CMOSセンサーを使用して、カメラは1080iまたは720P、いくつかのビットレートでネイティブにファイルを記録します。最も注目に値する製品の1つは、HDN-X10 Editcam HDカメラで、ドライブのスペースを節約するためにアメリカンアイドルの制作会社が採用しました。FieldPak2のリムーバブルメディア上でフル解像度の画像を保存し、MXFファイル形式でAvid DNxHDコーデックを使用します。
Editcam製品シリーズは、池上製作所とAvid Technologyが共同で開発したCamCutter技術の成果です。
参考文献
外部リンク
IkegamiのEditcamホームページ
Editcamマイクロサイト